薄毛ってどう対策するの?その方法について解説します!

エイジングケア

薄毛の対策として、食生活の見直しや良質な睡眠、ストレスの解消や運動の習慣があげられます。禁煙や飲酒を控えることも、毛髪の成長にいい影響を与えるのは確かです。

| 食生活を見直す

薄毛の対策としてまず最初に取り組みたいのは、食生活を見直すことです。

普段の食事が細胞のひとつひとつを形づくります。
髪の毛も例外ではありません。
たんぱく質やビタミン、ミネラルを意識して摂るように心がけたいものです。

実際には食事だけで、上記の栄養素を摂取するのは難しいかと思われます。そのため、サプリメントを上手に活用するのがおすすめです。

ただしサプリメントの過剰摂取には注意してください。

特に脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD)や鉄分や亜鉛などは、サプリメントの過剰摂取による影響を受けやすい栄養素です。食事でこれらの栄養を摂る分においては、過剰摂取のリスクは生じません。

| 良質な睡眠

人間の身体は睡眠時に身体を休めつつ、成長ホルモンの分泌によって細胞を修復する機能が働きます。

しかも睡眠時は副交感神経が優位に作用する状態です。薄毛の原因のひとつと言われているストレスの緩和にも、睡眠は大いに役立ちます。

食事はできるだけ、眠る3時間前には済ませておきたいところです。浴槽にゆっくりと浸かり身体を温めます。お風呂からあがったら、軽めのストレッチなどで身体をほぐしましょう。

部屋の照明を工夫して、「これから寝ますよ」という雰囲気を醸し出すのも良いかもしれません。眠る直前にはスマホやパソコン、テレビの画面をなるべく見ないようにするのも良質の睡眠に導くためのコツです。

睡眠時間は6時間から8時間が目安と言われています。日程的に難しい場合には、短時間(20分ほど)の昼寝を取り入れてみましょう。

| お酒を控える

眠る前のお酒や晩酌を欠かせない方もいるかと思われます。お酒に含まれるアルコールの誘眠作用と、ストレスの緩和への期待が込められているのかもしれません。

アルコールは体内(肝臓)にて、アセトアルデヒドと呼ばれる成分へと変化します。分解の際には体内のアミノ酸などの栄養素が使われるため、毛髪などに行き渡る予定の栄養素が不足する点は否めません。

アルコールを1時間で分解できる目安として、体重×0.1グラムによる算出方法があげられます。体重40kgの方であれば4グラム、体重60kgの方なら6グラムです。(※分解の速度には個人差があります。)

お酒の種類ごとのアルコール量を次の表にまとめてみました。

体重60kgの方がワインのハーフボトル(375ml)を分解するまでの時間は、36グラム÷(60kg×0.1g)=6時間です。

| 喫煙をやめる

1960年代から1970年代は、成人男性の大半が喫煙者と言えるほどでした。ミュージシャンなどのインタビューでは紫煙をくゆらす映像が残されています。

1980年代あたりから主にアメリカにて、喫煙のマイナス面が強調されるようになりました。日本でも禁煙する方が増え始めたのもこの時期からです。

煙草に含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用を持ちます。血液の流れが妨げられると、栄養素が体内に行き渡りにくくなるのは道理です。もちろん、毛髪の成長にも大きく影響します。

2020年代は分煙化が進み、喫煙場所を見つけるのも容易ではありません。煙草をやめるコツは、その日から一切吸わないことに尽きます。本数を減らす、加熱式に変えるといったやり方はあまり効果的とは言えません。

医療施設によっては、禁煙の外来を受け付けているところも見受けられます。禁煙治療として健康保険が適用されるケースもあるため、一度相談してみるのも良いかもしれません。

| 運動の習慣

定期的な軽めの運動を習慣づけることも、薄毛対策につながります。運動によって血液の流れを促進することがその理由です。

ウォーキングやジョギング、水泳やサイクリングなどの有酸素運動と、筋肉トレーニングの無酸素運動を組み合わせることをおすすめします。

ただし過度な運動は身体に負荷をかけすぎるため、あくまでも軽度で収めるのが継続のためのコツと言えるでしょう。簡単なストレッチや近所の散歩あたりが始めやすいかと思われます。

| ストレスの解消

適度なストレスは目標の達成などに向けた良好な精神状態をもたらせます。ストレスを受ける=交感神経が優位に働いている状態です。

睡眠や休息を取る=副交感神経が優位となる状態とのバランスを整えることで、自律神経を保つことができます。

一方で過度のストレスが、日常生活に影響を及ぼすのは否めません。血管の収縮によって血流が阻害されるため、毛髪の成長にとってもマイナスとなり得ます。

すぐに始められるストレスの緩和法として、仕事の合間などに深い呼吸を心がけることをおすすめします。浅い呼吸は脳への酸素の供給を低下させるため、判断の遅れや誤りを招きやすいことがその理由です。

| まとめ

薄毛の対策は生活習慣の改善から始まります。無理なくできることから、一つずつ取り組んでいくことが大切です。

より詳細な薄毛の対策を知りたい場合には、専門医に相談することをおすすめします。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

文/bluefunk

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