口周りが乾燥する?原因や取るべき対策とは!
口周りは季節に関わらず、比較的乾燥しやすい傾向があります。目元とともに皮膚が薄いことや、よく動く部位であることがその理由です。マスクの着用とも決して無関係ではありません。ここでは口周りの乾燥の原因と取るべき対策についてご紹介します。
1. 口周りの乾燥を招く原因①口周りの皮膚の薄さ
2. 口周りの乾燥を招く原因②口周りの動きの多さ
3. 口周りの乾燥を招く原因③口を拭う
4. 口周りの乾燥を招く原因④唇をなめる習慣
5. 口周りの乾燥を招く原因⑤マスクの着脱
6. 口周りの乾燥を防ぐ方法①ぬるま湯での丁寧な洗顔
7. 口周りの乾燥を防ぐ方法②マスクの見直し
8. 口周りの乾燥を防ぐ方法③食事の見直し
9. 口周りの乾燥を防ぐ方法④質の高い睡眠時間の確保
10. まとめ
| 口周りの乾燥を招く原因①口周りの皮膚の薄さ
口周りの乾燥を招く原因として、第一に口周りの皮膚の薄さがあげられます。
そのうえ汗を発する汗腺(かんせん)や、皮脂の分泌を担う皮脂腺(ひしせん)が頬などと比べると少ない箇所です。皮脂腺の少なさは角質層の皮脂量や水分量にも影響します。
- 口周りの皮膚の薄さ⇒摩擦への耐性が弱い
- 皮脂量や水分量の少なさ⇒乾燥や肌荒れが起こりやすい
| 口周りの乾燥を招く原因②口周りの動きの多さ
口周りの動きの多さも、乾燥を招く原因のひとつです。
- 食事をする
- 飲み物を飲む
- 声を発する
- 話をする
- 笑う
- 歌う
特に意識をしなくとも、知らず識らずのうちに口周りは動いています。
| 口周りの乾燥を招く原因③口を拭う
カレーやトマトソースやデミグラスソース、納豆やとろろなどの粘りのある食材などを味わった後は、口元を拭う方が大半かと思われます。
口を拭う行為そのものが口元への摩擦となるため、気がつくと乾燥していたということにもなりかねません。
| 口周りの乾燥を招く原因④唇をなめる習慣
プレゼンやスピーチなどで緊張した際や乾燥している冬場の時期などは、ついつい唇をなめてしまいがちです。なんとなく落ち着くような感じが得られるせいなのかもしれません。
唇をなめると一時的な潤いが生じるのはたしかです。とはいえその潤いは、時間の経過とともに水分の蒸発という形で消え去ってしまいます。
結果的に、しかも無意識的に口周りの乾燥を招く行為とも言えるでしょう。
| 口周りの乾燥を招く原因⑤マスクの着脱
マスクの着用時に呼吸を繰り返すことで、マスク内の温度および湿度が上昇します。口周りを覆うマスクの内側には湿気がこもった状態です。
マスクを外した途端、口周りの湿気は一瞬のうちに蒸発してしまい、お肌の乾燥を招きやすい環境へと早変わりします。
| 口周りの乾燥を防ぐ方法①ぬるま湯での丁寧な洗顔
口周りの乾燥を防ぐ方法として、ぬるま湯での丁寧な洗顔があげられます。
- 洗顔の前には手を洗う
- ぬるま湯(32℃ほどが目安)にて顔を濡らします
- 洗顔フォームを手のひらに注ぐ
- しっかりと泡立てる
- 泡立てた洗顔フォームにてTゾーンからスタート
- 手や指で洗うというよりも泡で洗うイメージで
- Tゾーンの次はUゾーン、目元、口元の順番で洗う
- ぬるま湯にて洗顔フォームをすすぐ
- すすぎ残しがないことを確認する
- タオル(柔らかくて触り心地の良いもの)で水分を吸収させる
- こすらずに顔をうずめるようなイメージで
- 洗顔が終わったら間髪入れずに化粧水でお肌に潤いを与える
- 化粧水はコットンを用いてお肌に染み込ませるイメージで
- 乳液や専用のクリームで保湿を高める
- 乾燥が気になる箇所(口周りなど)には専用のクリームを重ねて塗ります
| 口周りの乾燥を防ぐ方法②マスクの見直し
マスクの着用による口周りの乾燥を防ぐためには、マスクそのものを見直すことが大切です。
多くの場合、不織布(ふしょくふ)マスクを着用しているかと思われます。不織布マスクは肌触りが微妙なもの(ザラッとした、ゴワゴワした)も見受けられるため、刺激の少なめな綿やシルク、ガーゼタイプのマスクがおすすめです。
不織布マスクとお肌の間にガーゼを挟むのも、マスク内の湿度をコントロールすることにつながります。汗はこまめに拭き、蒸れたガーゼは速やかに交換するのがコツです。
呼吸が苦しい場合には、状況に応じてマスクを外すことも検討してください。マスクを外す際には、厚生労働省のガイドラインを参照すると良いでしょう。
| 口周りの乾燥を防ぐ方法③食事の見直し
口周りの乾燥は、食事の見直しによって改善する可能性があります。基本的には6大栄養素のバランスを意識した食事がおすすめです。
炭水化物や脂質を極端に減らすダイエット方法も見受けられます。一時的には体内の水分量の低下が、体重の減少となって現れるかもしれません。
炭水化物が不足すると、代わりに筋肉がエネルギーとして用いられます。その結果として筋肉量が減ってしまい、リバウンドのしやすい体質に。
脂質は体内でのビタミンDの生成に使われる栄養素です。ビタミンDは日光を浴びることで、生成が促されます。ちなみにビタミンDは、免疫機能に良い影響を与える成分です。
よりお肌の潤いを重視したい方は、以下の抗酸化作用を持つ栄養素に注目しましょう。
| 口周りの乾燥を防ぐ方法④質の高い睡眠時間の確保
人間の身体は睡眠中に細胞の修復が行われるシステムです。口周りの乾燥や肌荒れなどの回復も眠っている間に進められます。
細胞の修復や疲労の回復に必要な睡眠時間は、6時間から8時間が目安です。可能であれば22時から2時の間に眠りにつき、朝日が昇るタイミングに目覚めることを推奨します。
就寝前には38℃から40℃ほどの湯船に浸かって、身体を温めたいものです。入浴で優位になった副交感神経が良質の睡眠へと誘います。
| まとめ
ここまで、口周りの乾燥の原因や対策について紹介してきました。口周りは皮膚が薄い部位のため、乾燥を防ぐには毎日のお手入れが重要です。
健康維持や生活習慣病の予防とも共通している対策でもあります。一歩一歩積み重ねていくことが、将来に大きな差となって現れるのは確かです。まずは、できそうなことから始めていきましょう。
参考:農林水産省 | 栄養素と食事バランスガイドとの関係
厚生労働省 | マスクの着用について
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