若返りをするための治療とは!主な治療方法について解説します!
若返りをするための治療として、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、脂肪注入法やプラセンタ注射などがあげられます。お肌のしわやたるみなどの緩和や抑制、新陳代謝の促進を目的とした施術です。
ここでは、若返りをするための主な治療方法についてご紹介します。
1. 若返りをするための治療「ヒアルロン酸注射」
2. 若返りをするための治療「ボトックス注射」
3. 若返りをするための治療「脂肪注入法」4. 若返りをするための治療「プラセンタ注射」
5. 若返りをするための治療「ケミカルピーリング」
6. 若返りをするための治療「PRP注入」
7. まとめ
| 若返りをするための治療「ヒアルロン酸注射」
ヒアルロン酸は人間の身体を構成する成分のひとつです。眼や皮膚や関節などの細胞と細胞の間にて潤いを保つ役割を担っています。
- 眼の水晶体の形状保持
- お肌の水分量を保ち、乾燥を防ぐ
- 関節の滑らかな動き
ヒアルロン酸は加齢とともに減少する成分です。もともと人間の身体に含まれることから、膝関節症の薬物療法にも採用されています。美容関連では、主にお肌のしわやたるみを目立ちにくくする目的で用いられる方法です。
ヒアルロン酸注射 | 内容 |
注入箇所 | ・目元、眉間、口元のしわ・ほうれい線 ・ゴルゴライン ・目の下のくまやくぼみ ・マリオネットライン(口元) ・手 ・涙袋 ・鼻 ・唇 ・バスト(豊胸) ・膝関節など |
施術時間 | 5分から10分程度 |
麻酔 | 表面麻酔などが用いられるケースもあります |
入院 | 施術後に帰宅できることが大半です |
リスク | 内出血、腫れ、むくみなど |
持続期間 | 3ヶ月から1年ほど ※個人差があります |
注入したヒアルロン酸は緩やかに体内に吸収されるため、長期間の持続には向いていません。そのため、期間を開けた 複数回の注入をする可能性があります。
美容医療の場合、健康保険が適用されない自由診療がほとんどです。相応の金額がかかることを理解した上で、施術に臨むことをおすすめします。
| 若返りをするための治療「ボトックス注射」
ボトックス注射は、ボツリヌス菌より抽出した「たんぱく質成分」を筋肉に注入するものです。しわやたるみのほか、肩こりや多汗症の施術にも用いられています。
脳からのアセチルコリン(神経伝達物質)の分泌を抑制し、筋肉の過度な動きを緩和する作用が期待できる方法です。
ボトックス注射 | 内容 |
注入箇所 | ・額、眉間、目尻やあごのしわ ・顔や首のたるみ(リフトアップ) ・口角を上げる ・肩こり ・多汗症 ・ふくらはぎの筋肉の抑制 |
施術時間 | 10分から15分程度 |
麻酔 | 希望者に用いられるケースがあります |
入院 | 施術後に帰宅できることが大半です |
リスク | 内出血、腫れ、むくみ、吐き気、めまいなど |
持続期間 | 3ヶ月から6ヶ月ほど ※個人差があります |
注意点 | 妊娠中の方や授乳中の方は受けられません |
| 若返りをするための治療「脂肪注入法」
自身の身体から採取した脂肪を頬や目元や唇などに注入して、ふくよかな仕上がりに導く施術です。 カニューレ(脂肪吸引の器具)を用いて吸引した皮下脂肪(お腹や太ももなど)を、脂肪細胞のみに分離してから、ふっくらとさせたい箇所に注入します。
脂肪注入法 | 内容 |
注入箇所 | ・頬、こめかみ、顔の輪郭のくぼみ ・目元などのしわ部分 ・涙袋 ・唇など |
吸引箇所 | ・お腹 ・太ももなど |
施術時間 | 30分から60分程度 |
麻酔 | ・局所麻酔 ・表面麻酔 ・笑気ガス麻酔など |
通院 | あり(抜糸など) |
施術後の経過 | 腫れや内出血が起きるケースがありますが、2週間から4週間ほどで収まることが大半です |
生着率 | 30%から50%ほど ※生着しなかった脂肪は毛細血管を通じて体内に吸収されます |
リスク | 注入箇所周辺の脂肪の石灰化、しこり |
| 若返りをするための治療「プラセンタ注射」
人間の胎盤より抽出したプラセンタエキスを筋肉に注射する施術です。胎児が育つために必要な栄養素(アミノ酸やビタミンなど)が含まれており、新陳代謝の活性化などの作用が期待できます。
プラセンタ注射 | 内容 |
注入箇所 | 腕などの筋肉 |
施術時間 | 5分から10分程度 |
通院および入院 | 不要です |
施術中 | 筋肉注射のため、ある程度の痛みが生じます |
施術後の経過 | 腫れや内出血が起きるケースがありますが、 1週間から2週間ほどで収まることが大半です 人によっては筋肉痛に似た身体のだるさが生じるかもしれません |
リスク | アレルギー反応、悪寒、発熱、発疹など 施術後は一定期間、献血ができません |
| 若返りをするための治療「ケミカルピーリング」
ケミカルピーリングは、乳酸などの酸性の薬剤をお肌に塗布する施術です。お肌の角質を除去することで、ターンオーバーを促進することを目的としています。
ケミカルピーリング | 内容 |
塗布箇所 | 顔のお肌 |
施術時間 | 20分から30分程度 |
通院 | 希望者には2週間から1ヶ月に1回ペースの通院 |
施術中 | 人によってはかゆみやピリピリする感覚が生じるかもしれません |
施術後の経過 | 保湿および日焼け止めを推奨します |
注意点 | 妊娠中の方やアトピーなどの皮膚炎を発症している方は受けられません |
| 若返りをするための治療「PRP注入」
自身の血液内の血小板を抽出した成分を、しわやたるみなどの気になる箇所に注入する方法です。歯科のインプラント治療や、テニスやゴルフや野球にて損傷した肘などの治療法としても用いられています。
PRP注入 | 内容 |
塗布箇所 | ・おでこや眉間のしわ ・目元、頬、手の甲 ・ほうれい線 ・マリオネットラインなど |
施術時間 | 20分から30分程度 |
通院 | 1ヶ月から2ヶ月の間隔で複数回 |
麻酔 | ・表面麻酔 ・リラックスガス麻酔 ・ブロック麻酔 |
施術後の経過 | 人によっては腫れや内出血が生じるかもしれません 腫れは2日ほど、内出血は2週間ほどで収まります |
注意点 | 妊娠中の方や血液の凝固を抑制する医薬品を服用している方は受けられません |
| 若返りをするための治療「薄毛治療(AGA、FAGA)」
AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)の治療方法は、日本皮膚科学会オンラインが発表したガイドラインを参考にしたものが採用されています。
内容 | |
男性型脱毛症(AGA) | ・内服薬フィナステリドの服用 ・内服薬デュタステリドの服用 ・外用薬ミノキシジルの塗布 |
女性型脱毛症(FAGA) | ・外用薬ミノキシジルの塗布 |
クリニックによっては、独自の施術を提供しているところも見受けられます。市販の育毛剤の中には、髪に良いと謳われた成分が配合されているものも少なくありません。費用も決して安価ではない金額のため、担当医師と相談の上、自身に合った施術方法を選択することをおすすめします。
AGAやFAGAは治療と並行して、生活習慣を見直していくことも必要です。
ストレスの緩和や睡眠不足の改善、運動の習慣づけや栄養バランスの取れた食事を心がけていくと良いでしょう。
栄養素 | 主な食材 |
炭水化物 | お米、パン、麺類など |
脂質 | 牛肉、サバ、油揚げ、くるみなど |
たんぱく質 | 肉類、魚介類、チーズ、ヨーグルトなど |
ビタミン | 緑黄色野菜、柑橘類、海藻類など |
ミネラル | 乳製品、魚介類、大豆製品、切干大根など |
食物繊維 | 大麦、納豆、干し椎茸、とうもろこしなど |
| まとめ
ここまで、若返りをするための治療方法として、次の項目を紹介してきました。
-
- ヒアルロン酸注射
- ボトックス注射
- 脂肪注入法
- プラセンタ注射
- ケミカルピーリング
- PRP注入
- 薄毛治療(AGA、FAGA)
ご自身が気になる箇所をどのように改善したいのか?によって、選択する方法が変わるのは確かです。
出典:農林水産省 ”栄養素と食事バランスガイドとの関係 食事バランスガイドと従来の分類法との関連“
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